家族が病気になったら
晩ご飯を 食べてると
父さんが 突然 言いました
今回の ルークのことなぁ〜
あれがな
もし 悪性だったとしても
オレは 手術には 絶対 反対するつもりやったからな!
お前が なんと言おうと
ルークのあごを 切り取るってことや 絶対せんからな!
お盆前の 8月8日の金曜日
明日明後日は大きな台風だぞ〜! という日の夜
ルークの口の中に 腫瘍みたいなんを 見つけたんです
口の中の 悪性腫瘍のことは 知っていました
タチの悪い 腫瘍が 多いこと
顎を 切り取ってしまう手術を しなければならないことも
翌日
台風の 暴風雨の最中
すざき先生んトコに 駆け込みました
いつもの H先生が
その部分を キレイに切り取ってくださって
すぐに 組織検査に 出してくださいました
わたし 先生には
「台風だし お盆だし 検査結果なんて 全然 急ぎませんよ〜」
だなんて 強がってたけど
毎日毎日 いたたまれない思いでした
きっと 父さんも おんなじ思いだったでしょう
でも
ふたりの間では
ルークの腫瘍ことなんて まったく 話題にしませんでした
あえて 話題にしなかったのかもしれません
そして お盆があけて 数日たって
検査結果が 出ました
結果は
「悪性でもなんでもない! ただの歯肉腫!」
ああああああ〜 よかった!
ああああああ〜 助かった!
お医者さまが おっしゃいました
「歯肉腫でも、再発することもあるし、それがまた良性とは限らないからね。よく観ててあげてね」
ルークも もう10才
先代のロッキーが 悪性腫瘍と闘っていた 年齢です
ルークも いつまでも 若くなく 強くもないんですよね
そして 父さんの あの言葉
ショックを 受けました
そりゃね
私だって ルークの綺麗な顔を 崩すようなことはしたくない!
顎を 切り取るだなんて!
その後のルークが どんなになるか… 想像もしたくない!
でも
我が子を蝕ばむ悪性腫瘍を 切り取らずに
どんな 最善な治療が できると言うの?
検査結果が出て 良性だったと分かってから 1週間も
父さんだって
きっときっと
自分の中で 一生懸命 考えて 心を揺らしていたのでしょう
先代のロッキーは
9才で 悪性腫瘍の 切除手術をして
その2年後に 再発と転移
その後は ロッキーに一番合う抗がん剤を見つけてもらって
ロッキーが亡くなるまで 私たちにとっては 最善の治療を 試みて
レオンは
たった1才の時に
悪性腫瘍が 見つかって
指を一本切り落としただけで
今まで 再発もなく過ごしてるけど
ルークは
5メートル以上の崖から 飛び降りて
前足首の難しいところを 脱臼骨折して
難しい大きな手術をして頂いて
ロッキーも ルークも レオンも
そのとき その時 お医者さまと相談しながら
最善の最高の治療を してきたつもりなの
なのに なのに
もし もし
今回の ルークの口の中の腫瘍が 悪性だったら?
それを 切り取る手術は しないの?
あきらめるの?
抗がん剤だけで ルークを助けられる?
そういう選択もアリ とも 思う
それも わかる
切除手術だけが すべて ではない とも思うよ
手術は しなくとも
それ以外の
最善な 治療を 見つければ良いさ
それが 我が家なりの やり方。。。
でもでも・・・・
ペットと言われる 我が子たちと
私たち親の 心を
それで 救えるかしら
とも 思ったりもして
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