2018年 01月 29日
もう、じゅうぶん
突然に
もう、じゅうぶん
って 思った
もう、じゅうぶんだよ ね
って 声が 出た
一週間の はじまりの 月曜日
父さんが 死んでから
また いつもの
あの子たちにとっては
お留守番ばかりの
淋しさを 耐えるばかりの
毎日が
始まる日
いつもの とおりの
ルークの 分離不安を 少しでも 和らげるための
出勤前の わずかな スキンシップタイム
私の右足を レオンが
私の左足を ルークが
膝枕にしてるとき
ふたりの 手が
強く 私の足を かき寄せた時
なぜか なぜか
急に 哀しくなって 淋しくなって
3人で頑張ろ・・・ な
って
いつもの 言葉が出た
また 1週間 頑張らなくっちゃ って思ってた
その時
レオンの 顔が あがり
私を 見あげた
目が合った
レオンの 目
突然に
もう、じゅうぶん
って 言葉が 頭に 浮かんだ
もう じゅうぶん
って 思った
もう じゅうぶんよ ね
って レオンを 抱きしめた
父さんが 死んでから
もう じゅうぶん がんばってる
あんたたちは
もう じゅうぶん過ぎるほど がんばってきてる
母さんは じゅうぶん わかってる
がんばらきゃ けないのは
母さんなんだから
これから
あんたたちにとって
命を縮めるほど 環境が 変わる と思う
ほんとに 3人で 生きるため
がんばらなきゃ いけないのは 母さん
あんたたちを
守らなきゃ いけないのに
by ro-lu-leon
| 2018-01-29 22:50
| ひとりごと